Home / FUN / そろそろチェックしておきたい、東南アジア王者決定戦「AFFスズキカップ」を見よう
Photo from ©iStockphoto.com/almonfoto
Photo from ©iStockphoto.com/almonfoto

そろそろチェックしておきたい、東南アジア王者決定戦「AFFスズキカップ」を見よう

東南アジアのサッカー。皆さんはどんな印象を持っていますか?

ここ数年、Jリーグのアジア戦略もあり、クラブ間の提携や、現地に出向いての親善試合が数多くニュースになっています。

しかし、

「コンテンツとしてJリーグを売り込もう!」

「有力な選手を戦力にしよう!」

「東南アジアのビッグスポンサーを呼び寄せよう!」

という動きはニュースとなって伝わりますが、じゃあそれぞれの国がどんなサッカーをしていて、どんな選手がいるのか、という情報はなかなか伝わってきません。

ですが。

11月19日から、東南アジアのサッカーナンバーワンを決める大会、AFFスズキカップ(サッカー東南アジア選手権)がはじまり、なんと、日本からも全試合youtubeで無料視聴できます。

AFF Suzuki Cup Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCGyn3Y7NOSCHjFM_eJqydRA

 

AFFスズキカップとは?

 

Photo from ©iStockphoto.com/almonfoto
Photo from ©iStockphoto.com/almonfoto

 

 1996年にシンガポールのタイガービールが冠スポンサーとなって、「タイガーカップ」として始まった、比較的歴史の浅い大会です。基本的に二年に一度の開催で、第4回2004年大会を最後にタイガービールがスポンサーから撤退。第5回2007年大会は冠スポンサー無しで「東南アジアサッカー選手権」として開催され、第6回2008年大会からは、日本のスズキ自動車が冠スポンサーとなり、その後も継続、今回は第11回2016年大会となります。

大会方式は何度か変遷がありましたが、ここ最近は以下の方式に落ち着いています。

①4~5ヶ国による予選(一ヶ国開催)
 ↓
②4ヶ国 x 2グループによるグループステージ(二ヶ国開催)
 ↓
③上位四ヵ国での準決勝、決勝(ともにH&A)

 

 10月半ばにカンボジア・ラオス・東ティモール・ブルネイによる予選がカンボジア・プノンペンで行われ、最大のライバル・ラオスとの直接対決を征したカンボジアが三連勝で予選突破を決めています。

決勝戦の経験があるのは、タイ(7回)、インドネシア(4回)、シンガポール(4回)、マレーシア(3回)、べトナム(2回)とほぼ上位は固定しておりますが、過去三大会はフィリピンが連続してベスト4に進出して、優勝を狙うチームをグループステージで蹴落としています。(実はFIFAランキングはフィリピンが一番上)

正確な情報は公式サイトを確認して頂きたいのですが、本大会の組み合わせ、日程は以下のようになっています。

 

 

大会の展望

 

 大本命は前回優勝し、ほとんどのメンバーがそのまま残るタイになります。東南アジアから唯一ワールドカップ最終予選に残っており、実力は飛びぬけています。

そのワールドカップ最終予選との絡みで、当初ベストメンバーを派遣できないのでは、という話もありましたが、最終予選は四連敗、ほぼ予選突破の芽も消えたので、11/15のオーストラリア戦のメンバーがそのまま派遣される、ということになったようです。

しかし、ご存じの通り、タイ国王・ラーマ9世の崩御で国内の各種イベントが中止・延期される状況で、準決勝に進出しても、ホームの試合はタイ国内でなく、中立地で開催するのでは?との話です。

ホームの利が生かせないノックアウトステージ、しかもタイは内弁慶(まあ東南アジアはみんなそうなんですが)ということを考えると、タイの連覇も濃厚とはいえなくなります。

それでも、未だに悲しみに包まれる国内に微笑みを取り戻せるのか。フィリピンまさかの四大会連続四強はあるのか?準優勝四回、未だ無冠のインドネシアの悲願は果たせるのか?

また、近所同士、知り尽くしてる部分も多いのでしょうが、グループステージでマレーシアに5-1で快勝したインドネシアが決勝でマレーシアと再戦、アウェイの1st legで0-3でやられて優勝を逃した2010年大会など、優勝候補がすんなりと勝てないことが多いのもこの大会の特徴です。

こういう流れだと老獪なシンガポール?ベテランの多いマレーシア?若手の成長著しいベトナム?と、全く読めません。

Are you ready for AFF Suzuki Cup 2016? / AFF Suzuki Cup Youtubeより

 

最大のみどころは「カオス」感

 

 前回大会はベトナム代表監督を三浦俊也さんが務めていたため注目されましたが、今回も水戸ホーリーホックのグエン・コン・フオン選手(ベトナム)横浜FCのグエン・トゥアン・アイン選手(ベトナム)北海道コンサドーレ札幌のイルファン・バフディム選手(インドネシア)など、日本と関わりのある選手の出場が期待されます。

またトナム代表のエース、元札幌のレ・コン・ヴィン選手も代表最後の大会になるのでは?という噂もあり、個人的には注目しています。

 しかし、一番の魅力は、大会のカオスっぷり。この一言に尽きます。

ある過去の大会では、「グループステージを二位で抜けたいため、わざとオウンゴールをする」という漫画のような話が現実に起こってたりします。(当然FIFAから処分を受けました)

蒸し暑い東南アジア。突然のスコール。何だかいい加減な大会運営。当てにならない下馬評。熱狂しすぎるサポーター。つきまとう八百長疑惑。脅迫乱闘レーザー光線…etc

 レベル的には、決して高いものではありませんが、地域の隣国には負けられない、何よりも東南アジアの人々がもっとも欲するこのタイトル、東南アジアの博覧会の様なこの大会、是非皆さんご自身の目で確かめてみてはどうでしょうか!

そろそろ東南アジアのサッカーをチェックする時代に来てますよ!

 

<ダウンロード用画像>

AFF Suzuki Cup HP:http://www.affsuzukicup.com/2016/index.html
Twitter:@affsuzukicup

Photo on top  from ©iStockphoto.com/almonfoto

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

About Minezuki

JFA公認フットサル/サッカーC級指導員/4級審判の資格をいまいち生かしきれないまま、ACL山師やルール史研究やってます。最近はすっかり東南アジア贔屓。 舞鶴鎮守府。アイコンは榛名まお(@maupon)さま。