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フェイエノールト公式HPより
フェイエノールト公式HPより

V・ファーレン長崎がフェイエノールトと業務提携。これまでには意外なクラブ間提携も

J2リーグ所属のV・ファーレン長崎と、フェイエノールト(オランダ・エールディヴィジ)が業務提携を結んだ。

 

業務提携の内容は以下となっており、今後フェイエノールトの指導者が長崎に派遣されてくることなどが考えられる。

・ユース年代の向上、指導者並びにタレント養成を目的とした戦略的パートナーシップ
・オランダ及び日本における指導者及びタレント養成
・遠征ツアー、クリニック、ワークショップ、長崎における監督・指導者に対する研修実施
・トレーニングプログラム、組織運営等、両クラブ間におけるノウハウの提供

 

フェイエノールトは、発足以来オランダ1部リーグに在籍し続けている強豪クラブ。日本人選手では、小野伸二と宮市亮がかつて所属していた。

Jリーグと海外クラブの提携の歴史

マリノス × マンチェスター・シティ

これまでも、さまざまな形でJリーグクラブと海外クラブの提携が行われてきた。
その中で最も規模が大きいのは、横浜F・マリノスとマンチェスター・シティ(イングランド・プレミアリーグ)の提携だろう。

2014年、マリノスはシティのホールディング会社であるシティ・フットボール・グループと「資本提携を伴うパートナーシップ」を締結。ブラジルの各年代別代表で背番号10を背負っていたアデミウソン(現・ガンバ大阪所属)を獲得できたのは、シティグループのスカウト網があってこそだった。マリノスユースの選手、コーチがマンチェスター・シティに短期留学をするなど、育成年代の交流も行われている。

この提携の内容は選手に関してのものに留まらず、スポンサービジネスやプロモーションについてのノウハウを共有するなど、名前だけではなくまさにパートナーシップといえるものになっている。

川崎フロンターレ × グレミオ

川崎フロンターレは、クラブ発足時の1997年から2000年までグレミオ(ブラジル・セリエA)と「姉妹クラブ関係」を締結。そのため、当時の川崎のユニフォームやエンブレムはグレミオのデザインそのままだった。提携が解除されデザインが変更された今も、チームカラーの水色と黒はそのまま使用されている。

今年、クラブ創立20周年の節目として川崎のユニフォームに創設当時の黒縞が復活。グレミオを思い出した川崎サポーターも多かっただろう。

浦和レッズ × バイエルン・ミュンヘン

2006年には浦和レッズとバイエルン(ドイツ・ブンデスリーガ)が「パートナーシップ」を締結。両クラブの親善試合が3度行われた。バイエルンのトップチーム以外が使用したことのないピッチで浦和が練習を行うなど、関係は良好だったようだ。ジュニアユースチームの遠征などで、育成年代の交流も行われた。

コンサドーレ札幌 × 東南アジア


タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアと4つの国のクラブと提携しているのがコンサドーレ札幌。札幌は東南アジア戦略に力を入れており、2013年にはベトナムで絶大な人気を誇るレ・コン・ビン(現・ベカメックス・ビンズオン)を獲得。

これが1つのきっかけとなり、Jリーグは2014年から外国人選手についての規定を改定。提携国の選手枠が拡大され、Jリーグクラブが獲得するハードルが下がった。

その他のJリーグクラブと海外クラブの業務提携は、アビスパ福岡とボルドー(フランス・リーグアン)、湘南ベルマーレとオサスナ(スペイン・リーガエスパニョーラ)、サガン鳥栖とカーディフ・シティFC(イングランド・チャンピオンシップ)、大分トリニータと上海申花(中国・スーパーリーグ)、ジュビロ磐田とムアントン・ユナイテッドFC(タイ・プレミアリーグ)、横浜FCとホアン アイン ザライ(ベトナム・Vリーグ)などの事例がある。

2017年シーズンからJリーグは巨額の放映権料を得ることとなった。海外クラブ側からすれば、これを機にJリーグクラブと関係を持っておきたいという考えになってもおかしくない。提携の動きは今後活発になる可能性もあり、要注目だ。

 

V-VAREN NAGASAKI AND FEYENOORD ENTER PARTNERSHIP 和訳(フェイエノールト公式HPより)

フェイエノールトと日本のクラブ、V・ファーレン長崎は、この度戦略的パートナーシップを締結することとなりました。

長崎におけるユース世代のプロモーション、指導者育成や才能の発掘を目的としています。今回のパートナーシップは今週のプレスカンファレンスにおいて、長崎とオランダの絆の象徴であるかつての交易所、平戸(平戸オランダ商館)で、公式に公表されました。

V・ファーレン長崎は現在、日本のプロリーグであるJリーグの2部に所属する、2005年設立の比較的新しいクラブです。
クラブは長崎におけるユース世代の発展を目指しており、日本のユースアカデミーを牽引する存在となることを目標としています。

そのために、V・ファーレン長崎より、我々フェイエノールトのノウハウと知識を共有することで彼らのビジョンをサポートすることはできないかと打診を受けました。
我々は長崎とともに、キャンプやクリニック、ワークショップ、人材育成プログラムの実施を行う予定です。

同時に、双方クラブはオランダと長崎の貿易事業プラットフォームの展開、フレンドリーマッチの開催を含む他分野での協力も視野に入れています。

プレスカンファレンスにおいて、V・ファーレン長崎のCEO、服部順一 氏は、本パートナーシップに関して、「私たちはこのパートナーシップをとても、誇りに思います」と表明しました。

オランダはロッテルダムのような港町である長崎と特別な友好関係を持っています。我々はお互いの発展に向けたこの協力関係がスタートすることをとても楽しみにしています。

フェイエノールトのインターナショナルリレーション部門マネージャー、Gido Vader(ギド・ファーデル)は、「かつてロッテルダムから船が初めて日本に辿り着きました。我々は長崎とともに過去とともに、素晴らしい未来を共有しています。このV・ファーレン長崎とのパートナーシップが、日本における我々フェイエノールトブランドの再びの浸透と、ネットワークの拡大を大いに支えてくれるでしょう」と表明しています。

 

V・ファーレン長崎
http://www.v-varen.com/news/43930.html

フェイエノールト(英語)
https://www.feyenoord.com/news/news-overview/v-varen-nagasaki-and-feyenoord-enter-partnership

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